『ブスのくせに!』新潮文庫/2005年9月で絶版

今回は9月で絶版が決まった『ブスのくせに!』。管理人は出版業界の人間ではないので、絶版になる理由とか経過についてはまったく知りません。知りませんが、そんなに売れませんか? この作品。確かに時事風俗ネタに関しては刻々と古くなり、時には何のことかわからなくなってしまうものもあります。しかし、それは本書に限ったことではありませんから、それが絶版の理由ではないと思われます。

もしかしてと思える理由は、本書冒頭のプロローグで述べてあるプリティー・ウーマンについての鋭い意見がやはりマイナスに作用したのか、という・・・。だってねえ、ご本人が3940万人から嫌われると断言しちゃってますもんね。これは日常的に本を読む人の総人口を越えてるんじゃなかろうか。

ならば −−−紅茶の香りと『赤毛のアン』に胸をキュンとさせられる「メジャーなナイーブ感覚」−−−でもって、この3940万人に向けて書かれたエッセイだったら売れるのでしょうか? 売れるかも・・・。って、管理人が納得してどうする。まだ未読の方は本屋で『ブスのくせに!』を見つけたら即買いですよぉ。


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